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                  | 住まいの計画を行う際の一般的な諸々のアイデアについては、とてもこの場では紹介しきれないので、ここではある1件の住まいを計画していく流れの上でのアイデアについて書いていくことにします。 
 
 敷地南側の境界から1mほどの位置に2階建ての建物がこちらの敷地の幅いっぱいに建っています。
 このためこちらの敷地に計画した住まいの1階部分の日照は通年を通して絶望的です。
 これは実際に日影図を書いて確認したのですね。
 
 
 敷地にそれほど余裕がないので日照を得られる位置まで住まいを後退させるわけにもいかず、1階に寝るスペースを、そして2階にリビングスペースを設けることにしました。
 すると、必然的にキッチン・食事スペースも2階に上がることになります。
 
 
 「来客があった時にいちいち階下に降りていくのが面倒」という意見があったため、半層分だけ玄関のレベルを上げる案が浮上しました。
 このような感じです。
 玄関の下のスペースは外部から収納として使います。
 
 
 半層上がるごとに新たなスペースが広がっていくのですが、このような手法をスキップフロアといいます。
 階段を数段上る度に新しい世界が展開していく、という遊び心のあるスペースの作り方なんですね。
 通常の階段だと1階と2階が分離されてしまう場合が多いですが、これだと次のスペースがちょっとだけ見えています。
 こうするとただ2階にリビングを持って行った案に比べて、住まいの中のそれぞれのスペースの間に連続性が生まれるんですね。
 
 
 
 
                    
                      
                        |  | リビングから玄関方向を見るとこうなります。 中央右寄りの階段の左側の少し下がった部分が玄関です。
 右の階段を半層上がったところには4畳ほどの広さの予備室があります。
 天井を見ると手前と奥の2ヶ所にトップライトが見えますね。
 |  左の方に見える部屋は2畳半ほどの広さのワークスペースでパソコンなどちょ
 っとした作業を行う時に使います。
 また、掃除機など頻繁に使うために収納しづらいものを置いておくスペースと
 しても利用できます。
 一見無駄なスペースのようですが、このようなスペースが生活に潤いを与えてくれるんですね。
 その上部には小屋裏収納があります。
 
 
 
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